銀幕短評 (#111)
「15時17分、パリ行き」
2018年、アメリカ。 1時間34分、公開中。
総合評価 91点。
クリント・イーストウッド監督作品。
時間のあるひとは、この映画を ぜひ観るべきである。
2015年8月21日、パリに向かう国際超特急列車で実際に起きたテロ事件と、そもそもの主人公たちの生い立ちをえがくドラマ。
映画のルートと同一の フランス国際超特急(TGV)には、以前一度だけ仕事で乗った。一等席を占め、おいしい朝食を食べたまではよかったが、あちこちの乗客が自席でおかまいなしに大声で電話するのには、閉口したな。昨今 欧州の電話マナーは改善しているのだろうか。
最後に、事前に読みたいひとにだけ読んでほしい 本作の衝撃の事実を次に書きます。
えっ、
ええっ、
えーっ、
主人公の青年3人を演じるのは、
なんと実際のテロ事件に巻き込まれた、当のご本人たちである。シロウトとは思えない芝居のうまさ。他の乗客役も多くがそうだという。
おそるべし、イーストウッド監督。。+5点。