「アディオス」
もうね……気がおかしくなりますよね
めっちゃ面白かったですよ(語弊あるかもしれませんが、映画としてむちゃくちゃ面白いんですよ)
俺は絶対メキシコ行きまへん……許してください!許してぇええ!!!
前作のドゥニ&ロジャー・ディーキンス的 映像の物々しさは後退しながらも、エンタメ性がグンと増して、けっこう見やすい作品になってましたね。
でもね。
そりゃ描かれる世界は地獄ですよ。
オープニングのおもちゃ屋?スーパー?のシーンでもう身震いしました。
これが世界の現実か…………。
もっと麻薬カルテルのこととか色々知ってから観ればよかったです。
それでも後半になるにつれ、物語はどんどんシンプルになっていきます。
そして物語もどんどん お先真っ暗な地獄に突入していき、常に死んだ目のベニ様と少女の、まるで「LOGAN」のような、残酷でも一抹の疑似家族感さえ漂う逃避行、ロードムービーへと変化してゆきます。
終盤はまさかの展開の連続で口あんぐりしっぱなし。
世の中甘くねぇ…
こんなことが僕らの生きてる世界で実際に起きてるんだもんなぁ……
今週末公開の「ギャングース」と共におススメです。