おのちん

万引き家族のおのちんのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.0
パルムドールということで見る前にハードルが上がったせいか、期待していたよりはまあまあ普通でした。もうちょっとメリハリとかドラマチックなほうがよかった。それなら「三度目の殺人」を見なさいってことなのかも。

それにしても、出てくる役者さん出てくる役者さんの演技のすごいこと。そういう意味では、虐待夫婦2人のキャスティングだけがややスキあり!に感じました。

是枝監督の作品では「空気人形」がダントツに好きなんですが、どんどん巨匠化してるので、ああいう映画はもう撮ってくれないのかもしれない。

お腹が気持ち悪くて集中して見れなかったので、また見ます。
2018.6.14

2018.6.18追記

「万引き家族」のレビューが書かれたブロク
http://hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/shoplifters
を偶然読んで、そういえば自分もフィルマの「幼な子われらに生まれ」のレビューで似たようなこと書いたなと思って読み返してみたら、まさに「万引き家族」の内容を予言したような、すごいいいこと書いてあって自分で自分に驚いた笑
https://filmarks.com/movies/68628/reviews/46608288
“この映画(幼な子われらに生まれ)は「家族ってなに?」って話ですけど、「血のつながり」を家族の一番のよりどころにするから、みんなモメてややこしくなる。そういう価値観って、これから古くなる気がします。たまたまのご縁(というか運命というか)で一つ屋根の下に父として母として子として暮らしてるっていう既成事実で、もうそれはちゃんとした家族なんじゃないでしょうか。(家族の最小単位の夫婦自体がすでに他人だし。でもその矛盾が面白いんですが。)”うーん、びっくり。
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