川崎DICEのtohoで鑑賞。
レイトショー後、観客全員が同じエレベーターで8F→1Fに下るまでのあの奇妙で不気味な一体感。しばらく忘れられそうにありません。
強烈なタイトルからの強烈な内容。非常に静かな映画なのですが、惹きつける引力は中々のものがあります。「とある家族の日常を切り取った映画」だけで終わらない、後半の展開は目を見張るものがあります。
脚本も当然素晴らしいのですが、キャスト全員が物凄い演技力で、限りなく現実に近づいたフィクションとなっています。
特に、個人的に心揺さぶられたのは安藤サクラさん。『100円の恋』の時に初めて演技をみてビビった記憶があるのですが、今回もそのオーラは健在どころか、オーラ通り越して「覇気」になっています。いや、本当にすごい。。。
小道具?(セット?とも言うんですかね?)の作り込み具合もすごく、あんなに自然な「とっちらかった汚部屋」を用意するなんて、本当にすごいです。「本物」になったセットの中で繰り広げられる、「偽物」の家族の物語。あえてジトッとしたこの季節に観にいくのもアリかもしれないですよ?笑
2018/6/22
長女役の方が、「勝手に震えてろ」の松岡茉優さんだったことに気づいたのは、劇場を出た後のこと。
そして、彼女と同い年ということが、本日一驚いたことでした。マジかよ。。。