「テンション高い系少女漫画」
月川翔監督による幸田もも子の同名少女漫画を実写化。「君の膵臓をたべたい」「となりの怪物くん」とコレ、3連続で浜辺美波を起用してるあたり好き過ぎるだろ。
さまるんというキャラが強烈で、このキャラを受け入れられない人は開始早々に挫折しそうではある。恋に恋する女の子と言えば聞こえは良いが、結構周りに迷惑なコトを無意識にやってしまってそれを悪いと思っていないタイプ。それはすき家で大声で携帯テレビ通話にして喋る姿からしてああ、こういうタイプか、と人によっては感じてしまうだろう。
あと作品特有のノリも、テンションが高い系の少女漫画のノリで、苦手な人とか少なからずいそう。BL好きな女友達とか。自分はまだ受け入れられたが、それでもスカウターのくだりは寒かったわ。
ストーリーは王道。幼なじみが突然やってきたりするのもあるある。ちょっと毒が入ってる場面もチラホラあるが最初はイケメン先生にお熱だったのに、冷たい態度だったのが続くと好感度下がるのは当たり前ちゃ当たり前だが妙にリアル。肝心の先生はデレるの早くないかなとは思ったが、これに理由があるのは良かった。しかし自分の受け持つ生徒をプライベートであんなに一緒に行動して良いのか。フットワーク軽過ぎだろ。
浜辺美波の独壇場な作品という気がしないでも無いが、ティーン向け実写恋愛映画というカテゴリーの中では面白かった方かな。
