『21世紀の女の子』観賞後、再見。
東京のどこか。
カメラに映る3人の女の子は語る。
「なぜ、日本の女の子は自由でないのか」
今、思えば、『21世紀の女の子』はこの時点で始まっていたのだなぁと確信させられる一作。
配信サイトの概要欄にもある通り、この短編自体、長編映画を作る企画のプロトタイプとして作られたようで、今回のプロジェクトの原点になっていたことは言うまでもない。
「西洋の映画に登場する女の子は自由なのに、なぜ、日本(もしくはアジア)における女の子はプレッシャーにさらされているのか?」
「21世紀の女の子」を監督なりに哲学したとも言える内容で、少女漫画実写化など多くのメジャー作品を送り出すTOHOシネマズ(写っているのは新宿?)の前でゲリラ的に撮影を行っている所に監督の信念を感じる。
TOHOシネマズでも公開された『溺れるナイフ』を撮り、そこで苦悩を経験したからこそ感じた監督のメジャー映画批判には、説得力を感じた。
参考
『Girls of Cinema ep.0』
https://vimeo.com/248983172
(こちらで無料配信されています。『21世紀の少女』を観るか迷っている方は是非こちらから鑑賞してみては?概要欄も必読です。)