空海花

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドの空海花のレビュー・感想・評価

5.0
2019MyBest👑末尾にランキング追記有り


ディカプリオ×ブラピ×タランティーノと聞いた時、その興奮たるや、始まるまで待ち遠しくて仕方なかった。
ディカプリオを大画面で観る歓びといったらない。ブラピとのあり得ないツーショット。しかもかなりの信頼感で結ばれているではないですか。本当にヤバかった。
ディカプリオの「大脱走」とかもう…妄想止まらないじゃないか(笑)
マックィーン役の人も登場していて、マックィーンじゃないけれど似せていて「あぁー!マックィーン!」って心の中で叫びました(笑)
カート・ラッセルまで出ていて、なんてこと貴方まで…
もう途中、3時間自分を保てるのか心配に(笑)

今年の映画は暴力が大っぴらにではないがどこか否定が入るというのを別のレビューに書いた。これはワンハリで確信したことだった。(まぁ賞賛される時がある訳はないのだが)
プラピ演じるクリフは、元軍人でスタントマン、暴力に長けている。牧場やクライマックスを痛快なシーンとしてくれているのだが、映画の中で、最終的には退場の向きとなる。
未成年の娘も相手にしない。あんだけ暴力的なのにそこは超えない。捕まりたくないのだと。
ハリウッドのMeToo問題。タラちゃん真面目だ。惚れるわ。
にしてもブラピのアロハにジーンズ姿、何なんですかこの着こなしは。無敵。

何と言ってもディカプリオの色んな姿が一つの映画でこんなにも観られるのが贅沢過ぎる。
スーツ姿で踊るディカプリオ。火炎放射器ぶっ放すディカプリオ。颯爽と飛び降りるディカプリオ。落ち込んで自虐してメソメソする姿、それを慰めるブラピ。リックには優しい。子役の娘とのやりとり、またメソメソしちゃう。可愛いな(笑)そして名演技をおさめた時のあの表情。やはり貴方は天才だ。
たとえたった8年の人生であっても子供の賞賛は全身そのままの賞賛だ。

シャロン・テートの描き方もすごく良い。これからの自身の活躍に胸を躍らせ、生まれてくる子に思いを馳せ、旦那さんに愛され、前途洋々、幸せの只中、毎日ワクワクする姿がメチャメチャ可愛い。彼女にはもっとまだ知らない沢山の幸せがあった筈。私の怒りのボルテージはMAXに(笑)そしてあのクライマックスへ突入だ。

結末はとてもにんまりするもので、タランティーノに最大級の感謝をしたい。

約3時間、長い。でももっと観ていたかった(笑)

タランティーノとの出会いはレザボアドッグだ。見終わった後意味もなく事ある毎に「ハーヴェイ・カイテル!」って言っていた若き苦き良き思い出(笑)


2019劇場鑑賞81/146
2019MyBest①👑

エクステンデッドと合わせて満点💯最高でした!


追記:
2019MyBest1位になったので
こちらにランキング残しておきます。

👑2019 My Best Movie 10(劇場鑑賞146本)

①ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 
②アイリッシュマン 
③2人のローマ教皇
④ラスト・ムービースター
⑤ホテル・ムンバイ
⑥運び屋
⑦バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015)
⑧存在のない子供たち
⑨スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
⑩永遠に僕のもの(2018)
空海花

空海花