実在した旧ソビエトの宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフをモデルにしながら、冷戦終結の最中に振り回された人々を描いたコメディ映画。
舞台は1991年のキューバ、ソ連(宇宙ステーション)、アメリカ。
無線が趣味のキューバ人の大学教授セルジオがひょんなことから宇宙ステーションにいるセルゲイから無線をうけ、いつしか心を通わせていき、宇宙ステーションからのセルゲイの帰還にアメリカ人(ロン・パールマン→良い味出してた！)の無線仲間を巻き込んで奔走する。
史実に基づいたフィクションとあって発想やストーリーは面白い。
本作の鑑賞は過去のキューバの状況やキューバ人の気質に触れることが出来て、新鮮でしたし、国を超えた友情、グローバル化など、テーマもしっかり伝わってきました。セルジオの娘マリアナちゃんはとってもキュート♡
欲をいえば、後半の大事なところをもう少し丁寧に描いて欲しかった。
そしてあの時代のキューバ情勢など予習していけばもっと面白くみれたかな。
それでもシリアスな時代背景をラテンの陽気なリズムにのせて、いきいきとしたキューバ人セルジオ家族にはほっこり。
私事ですが映画当日、衝撃的な出来事があり、放心状態だったけど元気をもらえました。
映像の撮り方も宇宙から徐々に地上に降りてくる感じで、街並みや風景がきれいで素敵でした。
ほっこりして、笑顔になれるよ。
