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ヴィクター・クロウリー 史上最凶の怪人のHIのレビュー・感想・評価

1.9
グロゴアスプラッターシリーズの4作目。前作から5年以上経ってひっそりとレンタルされていた。
ストーリーは相変わらず。奇形の大男の亡霊が実体を持ち、生息する沼地に入る輩を原型を留めないほどグチャグチャに殺しまくる。人体破壊をエンターテイメントに悪趣味路線をひたすら突っ走る。

主役はシリーズ皆勤賞のアジア系のパリー・シェン。1、2作目ではぶっ殺されたが前作でやっと生き残り、惨劇を本にしてちゃっかり儲けている。テレビの取材で沼地に向かうが飛行機が墜落。さらに映画の撮影で来ていた男女がYouTubeで蘇生の呪文を再生。亡霊ヴィクター・クロウリーがガオーと蘇りウギャーと殺戮を繰り広げる。

冒頭の墜落シーンはイーライ・ロスの『グリーンインフェルノ』そっくり。これで4、5人一気に死ぬのでもったいない。よくこんな殺し方思いつくなと毎回思うが、輪をかけてチープになっている。墜落した飛行機の機内でばかり展開するのでバラエティのコントみたい。
全シリーズそうだが、登場人物の大半がなんかイラッとくる奴ばかり。黒人の女性タレントは口が悪い上に自分だけ助かろうとするのでもっと凄まじい死に方がよかった。現地のガイドは能天気だがラストの行動に驚いた。あんな終わり方あるか。

ギャグは下寄りでスベっている。過去作の犠牲者が行方不明者リストやYouTubeの動画に出てくる。エンドロールの途中でもうひと展開あり、5作目も作られそう
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