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バイスのTRBのレビュー・感想・評価

バイス(2018年製作の映画)
3.1
一月前ぐらいに観て忘れてた

悪いヤツだな〜ぐらいの感想

世界を変えた副大統領をブラックユーモアで映像化


9.11、世界貿易センタービルに2機の旅客機が突撃した

国家を揺るがす大惨事、同時多発テロ

その頃ホワイトハウスでは、副大統領ディック・チェイニーが大統領危機管理センターに避難し陣頭指揮に当たっていた

国防長官ラムズフェルドの電話で
「国の交戦規定は?」
と尋ねられたチェイニー

不在のジョージ・W・ブッシュ大統領に確認を取らず

「いかなる航空機も脅威と見なせば撃墜できる」

と返答

人命に関わる重大な決断を、平然と独断で下してしまうチェイニー

1963年、まだ政界には進まず酒浸りの若き彼がいた

以下にして彼は権力の座を手中に収めたのか、彼の反省を描く


クリスチャン・ベイルの変身ぶりには毎度驚かされる

チェイニーがヤバイ野郎だってのがよく分かる

一つ一つの事柄が比較的丁寧に説明されているので、彼の成長というかヤバさが分かりやすい

でも面白いかって言われると疑問

あの時そうだったんだ〜ヘェ〜

と勉強にはなるけど、ブラックユーモア交えて優しい作りだからか退屈した

出てくるキャストが本物に寄せてるのも観やすさの一つ

でも退屈だった
旗本退屈男
言いたいだけ

日本の森もそうだけど、こんなヤベー奴が平然と権力を握ってるのが1番の恐怖
そう言った意味では恐怖を覚える作品。

政治に興味を持って参画しないとこんなモンスターが産まれて国を内部から破壊する

しかしヤベー奴の不正や横暴が暴かれると国民は政治への信頼を失い興味を無くす

自分たちの生活が大事だから

モンスターはその生活も時に脅かす

一人一人の意識が国を変える

その道のりはまだまだ険しい
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