じゅーけん

パンク侍、斬られて候のじゅーけんのレビュー・感想・評価

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)
2.8
予告編を見て、ワクワクしていました(^^)

時代劇作品は何気に好き(^.^)
関ヶ原、真田十勇士、殿・利息でござる、超高速参勤交代、座頭市、陰陽師、あずみ…などなど、史実物からコメディ物、マンガ実写化までそれなりに観てて、どれもがそれぞれに楽しめた。

そんな時代劇好きな私が語るこの作品の感想。

「なに、コレ?(笑)」

世界観、背景、物語、全てがハチャメチャでブッ飛んでて、理解不能(笑)

あえてまとめるなら、「日本むかし話をパロディにして長編にしてみました」って感じでしょうか(^^;)
ところどころに入る解説ナレーションがそういう雰囲気を醸し出し、昔話の教訓的シメに見えて、物語に散りばめられたエピソード達は皮肉的な社会風刺に思えてくる。

考えすぎかぁ?(笑)

単純に、
これ面白くね?こういうの笑えるっしょ?
あり得ない?それがぶっ飛んでておかしいんだよ(^^)
そんなネタを全て盛り込んでみました!という、面白くて笑える誰も観たことないファンキーでクレイジーな時代劇作品を作っただけなのかも(笑)
バリバリのクドカン節だしね。
さらに原作は町田康だし。あの人もロッカーだったからなぁと変に納得。


予告編を見て、骨太な時代劇を想像した人、騙されないでください。物語の裏を深く考えても無駄です。
ただ楽しみたい人、ただ笑いたい人、そういう人達が素直に観る作品です。

豪華キャストと大掛かりなセット、大々的な製作費を使って、思いっきりハチャメチャに全力で遊んだ、エンターテイメントバラエティ。
観られる方はどうぞ気楽にご覧ください(笑)