ちぇり

来るのちぇりのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

公開当時映画館に見に行った母と兄が、かなり怖かったと言って私には無理だと思うとアドバイスされていたので身構えて観たけど、案外コメディなんじゃないか?と思うほど友達とずっとテレビに向かってツッコミをしながら観ていた。怖いのは怖いけど、友達とあーだこーだ言いながら言いながら観てると案外いける。だから映画館で黙っては観れなかったと思う。
日本っぽい、「なにか」がずっと追いかけてくるという恐怖もあるけど、それよりも私は秀樹のモラハラ夫ぶりと旦那の実家の家父長制男尊女卑丸出しの古い田舎の家の方が恐怖だった。あっちの方がホラーだろどう見ても。結婚前から家における女としての振る舞いを強制させられるのキモいし、ブログばっか書いて何もしない自己満足育児の空っぽ旦那も観てて耐えられない。オバケより人が怖いよ!!
推しは岡田准一。あの自堕落で無気力な感じと髭がたまらない。最初はこういうオカルトとか危ない仕事に慣れた強力助っ人かと思いきや、ちゃんと人間味もあって好き。真琴の姉の琴子はほんとに最強霊媒師って感じで強そうすぎた笑
意外と強い柴田理恵、取り憑かれる度に知沙の目玉が温泉卵みたいになるところ、アパート前の宗教フェスティバル(神道、仏教、儒教全部アリ)、神職ABCDが何故かカプセルホテルで準備するシーン、最後のオムライスの歌。やっぱり結構コメディかも。
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