まだ未熟であり様々な背景や事情や個性を持つ彼らがいる場所では色んなことが起こる、嫉妬や尊敬や交友や恋愛、まさに当然の、当たり前のこと。
それでもそれはこんなにも美しく特別な、まるで人生でたった一瞬の奇跡のような輝きとして目に写る。
もちろん陰湿なこともあって許せないこともあってそれは肯定してはいけないのに、なんだかその全てが美しく思えてしまう。
その先にあることが悲劇だからだろうか。
もちろん圧倒的に美しいカメラワークや光の粒によってそれだけで泣けるほどに美化されている、でも思い出を映像にしたらまさにこんな感じなんだろうと思う。
あらゆる全ての生き物のなんてことない日々が、どうかこんな風に残っていればとすら思うほど。
個人的には最高の青春映画。
