タイトルが何かカッコいい感じだったので、ブレードランナー的な映画かと勝手に思い込んで観たら、医学生が臨死実験をするのを描いたもので、SFではあるが方向性はだいぶ違うものだった。
フラットライナーズとは、心電図が平らになることから“死亡した患者”表す用語だそうで、日本語にするとつまらないのだけど、まずはこのいい感じのタイトルをつけた人のセンスを讃えたい。
そして肝心の臨死体験の方は、もう少し想像の斜め上の世界を期待したのだが、過去の過ちが幻覚(？)として現れて、その罪悪感にさいなまれるという感じで、死の間際に過去が走馬灯のように…というのとあまり変わらない感じ。ちょっと普通だった。
まあ、自分としてはイメージでハードルを上げてしまった所があるので、それ抜きに観れば着眼点が斬新だし、出演者も粒揃いで悪くは無かったと思う。
