このレビューはネタバレを含みます
流石は今世紀最大のホラーとまで言われた作品だぜ。
こいつぁとんでもねぇ作品でごぜーますです。。もうワシ一人で寝れなくなっちゃったよおっかなすぎて。誰がこんな内容の作品思いつくねん。。もうごっつ怖かったわ。とりあえずネタバレありきでめっちゃ語ります。
ミニチュア模型作りが仕事の母ちゃん、優しそうな父ちゃん、マリファナを嗜む兄ちゃん。。
そして、なんか不気味な妹。なんかね。この妹、めっちゃ怖いんす。話が進むに連れてこの作品が何系なのか、どこへ向かってくのかさっぱりわからんし、不気味さだけがジワジワとそれこそ蟻が足元から這い上がってくるかのようにゾワゾワしてきます。そーすると映画を多少なりとも見てる我々にしてみたら、
「これどーなるん？もう、ちょ、やめてーやもう、怖いわ」
みたいな思いと共に分析に入る。ここで鍵となるにはまず婆さん。
この婆さんの葬式がありますー、ってのが冒頭結構丁寧に語られる。つまりは婆さんこそが真実に近づく近道。そして時折出てくる婆さんと過去や、婆さんの息子と旦那はなかなか悲惨な死を遂げてるのが、『悲しみを語る会』でわかる。そして事態はその会に参加していたジョン？とかゆー新しいオバハンの登場で一気に幽霊っぽくなっていく。「え？そーゆー感じに？」となるがそれだけでは済まないことがラストで判明する。
つまりこの家の死んだ婆さんは、もともと「悪魔を崇拝してて召喚しようの会」の会長的なポジであり、ジョーン？とかゆーオバハンはNo.2。悪魔を降臨させようと息子も旦那も殺してしまったけども、悪魔ペイモンはなぜか妹のチャーリーに宿ってしまう。女の子の身体では座りが悪いのか。この悪魔を再び儀式で息子のピーターに降臨させようとゆーのが話の大筋なのだ。うん。さっぱりわからん。わからんのだよ。突然ペイモーンとか言われても。
しかし、時折出てくる婆さんの首飾りの紋章や、妹の奇怪な行動なんかを見ていると、ナッツアレルギーの悪魔っぽく見えなくもない。最後までどっち側なのかわからなかったのはこの家のオカン。途中までは私はまともだわ‼︎と言っていたが、誰がお前の言うことなんか信用するかボケェ‼︎とゆーくらいにまぁジタバタするねん。
仕舞いにゃ屋根裏でのあのシーンです。
しかしながら全然わからんモンだから色々な考察を読んだりしていると、
チャーリーに降臨した悪魔ペイモンは、鳩の首を切ったりはするものの、どこか生きずらそうであり、それが女の身体なのか、はたまたペイモンは全然地上になんか降りたくなかったのに、人間たちの欲望のせいで無理矢理降臨させられてしまったのか、終始悲しい存在として妹がいる点。
そして、ピーターに再び降臨した後も、ピーターはラストでニヤリと笑うのかと思ったが、
涙を浮かべて、どこか
「俺はまた人間の身勝手さで地上に下されたんか？」
と言った感じで幕を下ろす。
とまぁこの辺はピーター役の人が語ってるらしいです。俺は一応夫婦で見てたんだけど、嫁とずっと「いやつまりはオカンが二重人格でー」とか「親父はなんで燃えたん？」とか全然答えにたどり着きそうもなかったので、
一応色々調べてなんとか消化してみると、この作品は
『悪魔って怖いよね？』
と言うよりは、
『本当に怖いのは人間やで？』
と言う違った面を見せてくる。
うん、おっかねぇ。。マジで、めちゃくちゃおっかねぇ。。
オススメです。人によるけど、かなり楽しめました。俺ら夫婦は、
ミッドサマーも楽しみです。
