じぇれ

ペンギン・ハイウェイのじぇれのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.7
【おっぱいは地球を救う!?】

研究好きの賢いアオヤマくんは、歯科医院のお姉さんに恋をしている。だから、お姉さんの大きなおっぱいの研究もしている。そんなある日、空き地にペンギンが現れ......

『四畳半神話大系』『夜は短し恋せよ乙女』『有頂天家族』に続き、森見登美彦さんの小説を上田誠さんが脚色。今回も原作の肝をしっかりと捉えています。
監督は石井祐康さん。個性全開で突っ走る湯浅政明監督と違い、実直に手堅く物語を綴っていきます。
そのおかげで、主人公の心情がしっかりと伝わってくるのですが、もう少し遊んでくれてもよかったかなぁという印象。若干物足りなさが残ります。

それでも、哲学的な側面を持つSFを、これだけ飲み込みやすく仕上げたのは、石田監督の功績でしょう。

この夏、知的かつ(ちょっぴり)痴的な映画として、親子で鑑賞なさることをオススメします。

あ、大丈夫ですよ。主人公は終始「おっぱい」「おっぱい」言っていますが、エロい映画ではありません(笑)
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