じぇれみーさんの映画レビュー・感想・評価

じぇれみー

じぇれみー

昔脚本家を目指していたおっさんです。点数は気分でつけています。あまり参考にしないでください(笑)

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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.4

【愛を巡る喪失と回復の叙情詩】

......なんちゃって(笑)
いや、信じてもらえないかもしれませんが、本質はこの通りなんですよ。
ですが、主人公が俺ちゃんですからねぇ、、、推して知るべし。

根底
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

【ああ~、100分だけ日本語を忘れたかった! 字幕版推奨】

本作では、日本人が話す日本語に英語字幕がついていません。
また、犬は英語を話します。
つまり、日本語部分は意味を理解できないことが前提とな
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

【ZAZの血を受け継ぐ日米コメディ監督の資質の違いが露わになる、ラブコメディ】

オリジナルのピーター・シーガル監督と言えば、ZAZの後を継いで『裸の銃を持つ男 33 1/3』を作り上げた男。
一方、
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恋愛依存症の女(2018年製作の映画)

3.9

【恋愛している人が愛おしくなる人間讃歌】

恋に不器用な人を優しい目線で描いた群像劇。199分を長尺と感じさせない、可笑しさと切なさのジャブの応酬。そして迎えるラスト15分。前代未聞のから騒ぎに大爆笑
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.8

【ストーリー? そんなのどうでもいい!】

冒頭の緊迫感に、「もしやマジなSFなのか!?」と期待したものの、当然のごとくさにあらず。
しかしながら、ゴリラのジョージとロック様の絆がしっかりと描かれ、あ
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

【爆笑セックスコメディ?】

平凡な大学生がコールボーイになり、女性の生態を知っていく青春成長物語。

ということなんですが、性描写シーンの演出がことごとく変わっていて、戸惑ってばかり。
それに加えて
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いぬやしき(2018年製作の映画)

4.0

【日本型エンターテイメントを求めて】

冴えない中年男と気骨のある青年が不慮の事故に遭う。その結果思わぬ能力を身につけるが、やがて対立する存在となる。

※原作未読。アニメ視聴済み。(これ以降、漫画に
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.7

【生きるために夢を見る】

荒廃した近未来。人々はVR世界”オアシス”で現実逃避していた......

有名キャラを惜しみなく出すサービス精神に溢れています。80年代後半にポップカルチャーに目覚めた私
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.8

【ミステリーのお約束とは?】

推理小説の原理主義者ではないので、ヴァンダインなどを引っ張り出して、ミステリーの骨法を説くつもりはありません。
それでもなお、犯人を当てるのか、動機を当てるのか、犯行方
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

【共感度ゼロ? とんでもない!】

かつての恋人に思いを馳せながらも、冴えない中年男に寄生する女。彼女が再び恋に落ちた時、静かな狂気が浮かび上がる!

沼田まほかるさんのイヤミスを、白石和彌監督が映画
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.0

【ブラックコメディって難しい!】

人種差別がはびこる50年代を舞台に、人間の愚かしさを描いた、クライム・サスペンス。

脚本はコーエン兄弟で、『ファーゴ』のような味わいを狙った作品ですが、いかんせん
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

【誘拐サスペンスと『市民ケーン』の融合】

世界一の大富豪の孫が誘拐された。しかし、孫の親権は息子と別れた元嫁にある。大富豪は迷わず声明を発表した。「私には14人の孫がいる。もし身代金を払ったら、他の
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マザー!(2017年製作の映画)

3.9

【ユダヤ教徒アロノフスキーが叩きつける、キリスト教徒への強烈な一撃】

年の差夫婦の前に現れる招かれざる客たち。そのせいで、夫婦の生活が破壊されていく...。
旧約聖書をベースとした不条理スリラー。旧
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.2

【ヨシヒコよ これがハリウッドだ!】

RPGゲームの世界に迷い込んだ高校生たちの青春物語を軸に、笑いとアクションで装飾しまくったアトラクションムービー。
簡単に言えば、『勇者ヨシヒコ』シリーズをハリ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.5

【ゆる~く楽しむスペースオペラ冒険譚】

ハリウッドで信奉されているシド・フィールド理論を無視したプロットゆえ、導入部は冗長に感じます。どこに連れていかれるのかわからぬまま、ふわふわしている感じ。
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

【普通の女の子がアクションヒロインに成長する物語】

予告編を観た時には、アリシア・ヴィキャンデルにアンジーの後釜が務まるとは思っていませんでした。

ご・め・ん・な・さ・い!

負けず嫌いだけが強み
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.6

観た人全員ダマされる!
ダマされたくない人は観ないで下さい。
岩田「全部デタラメだとしたら?」
斎藤「全くのデタラメだよ」(以上、TV-CMより)
私「うん、宣伝はデタラメだよ」

という訳で、開始1
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かぞくへ(2016年製作の映画)

3.5

【"かぞく"を描くには"家族"から】
家族を知らぬ施設育ちの主人公は、まもなく恋人と結婚する。結婚式に親類として呼べるのは、同じ施設出身の親友のみ。彼らの再会が、少しずつ歯車を狂わせていく......
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.1

【最高に心地よい予定調和】
アーミル・カーンがプロデュースも兼ねた、実話を基にした親子鷹スポ根ムービー。
Filmarks&青山シアター最速試写にて鑑賞。

国の支援を受けられず、生活のためにレスリン
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

【愛とはどんな形をしているのだろう?】

デル・トロの異形愛に満ちたダーク・ファンタジー。

言葉を失った中年女性と半魚人の愛。これを主軸に、マイノリティを巡る、アメリカの現状も描かれ、シンプルなスト
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劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命(2017年製作の映画)

3.0

【人物を描くとは?】

名古屋のミニシアターの名物副支配人を追ったドキュメンタリー。

被写体である坪井篤史さんは、とにかく映画が好きな男。その少々過剰な映画愛を面白可笑しく描いていて、クスクス笑いが
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.7

【DCEUの拠点として、この路線でシリーズ化すべき!】

コミカルさを付加しつつも、程良く葛藤を描いているのがいい!
まぁ、これもまた、複雑な撮影事情によって生み出されたバランスで、最初からこの線を狙
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.9

古参への目配りを忘れずに、上手に現在進行形のスターウォーズを紡いだ良作!

※前夜祭で鑑賞。ちなみに、私自身はシリーズへの思い入れはなく、EP2・3は未見。

焼き直しの感が強かったEP7を引き継ぎ、
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世界を変えなかった不確かな罪(2017年製作の映画)

4.5

よかれと思って行ったことが結果的に他者を傷つけることはよくあります。そして、善意が強い人ほど、大きな罪悪感を抱え込みがちです。本作は、そんな罪悪感と向き合う物語。

商業映画デビューとなる奥田監督は、
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

【フィニーやスーシェをしばし忘れて、ブラナーが生み出した男前ポアロに身を委ねましょ♪】

皆さんにお伝えしておきたいのは、ブラナー=ポアロは従来のポアロとはアプローチが違うということ。先人の幻影にとら
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.9

「やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」

こんなセリフが印象的だった日本のアニメをモチーフにした悲劇の物語。

白血病で余命幾ばくもない娘の願いは、日本のアニメの一点ものコスを手
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

”人種差別ホラー”として紹介されることの多い本作。
序盤は非常に静かなムードで進みます。

黒人青年が恋人である白人女性の実家に挨拶に行くことになり、ナーバスな状態に。
青年同様、私たち観客も敏感にな
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

カルトな人気を誇る前作、フィリップ・K・ディックの原作小説、双方への敬意に満ちながらも、ドゥニ・ヴィルヌーヴらしさが全開のSF風叙情詩。

前作同様、ハードボイルド探偵ものの骨格を基調としていて、私た
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

重要機密を巡る各国スパイの諜報戦!

本作の本質はこの1行に尽きます。決して爽快な脳筋アクションではなく、アクションの激しい頭脳戦です。これからご覧になる方は、これだけは押さえておいた方がいいでしょ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.1

新たな映画文法の創出を目指した実験作である。

回想__それは、創作する者にとっては便利なもの。回想を使えば、いくらでも後出し説明ができる。
しかし、回想には本筋のドラマを停滞させる副作用があり、あま
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

4.2

声を大にして言いたいのは、”トム・シックス=ただの変態監督”という認識は間違っているということ。

たしかに、本作は前作とは比べものにならないグロテスク描写のオンパレードで、気分が悪くなります。
おま
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.8

Filmarks試写にて。原作未読

一般的に、前編だけでは、作品としての評価は難しいもの。
ましてや、本作には少々難解なサブストーリーがあり、これを後編で下手に絡ませると、本筋まで大惨事となる可能性
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.7

まずは、『SCOOP!』の私のレビューの一節を引用します。

「『俺は映画監督なんだ!』という大根監督の心からの決意表明を聞いたように思え、清々しい気分で映画館を後にしました」

テレビドラマで腕を磨
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バッド・ウェイヴ(2017年製作の映画)

3.3

世界一ついてない
あの男、
完全復活!
っていうアレを連想させるコピーは忘れましょう。
アレ系ではなく、本作は『ブラインド・デート』『ハドソン・ホーク』路線のゆるコメ映画。
すなわちウィリスB面。(←
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

新幹線の中で次々と広がるゾンビ感染。生き残るのは誰だ!?

『新幹線大爆破』と『スピード』を比較した場合、前者は複数の人間ドラマがじっくりと描かれるのが特徴と言えます。
同様に、ハリウッド産のゾンビパ
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.0

脳性マヒのエロおっさんとパーソナリティ障害のぶっとびギャルのラブストーリー。

障害者の性の自立を訴える熊篠慶彦さんの実体験を基にしているとのこと。
松本准平監督は、熊篠さんと共に、5年を費やしたそう
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