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ペンギン・ハイウェイのumetaのネタバレレビュー・内容・結末

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

森見登美彦原作だったので気にはなっていたし、ペンギン好きの友人に勧められたのもあり、視聴。動物全般好きですが、ペンギンも大好きです。

序盤は好奇心旺盛な研究者気質の男の子の、可愛らしい初恋のていで歯科助手のお姉さんとのコミュニケーションで話しが流れ、
ペンギンもかわいいし、不思議でホワホワした雰囲気だが、
後半の謎解きの部分からはかなりSF風味が強かった。結局、海は反物質で、お姉さんはそれを排除するために生まれた存在で、ペンギンはその力を具現化したもの、という解釈でいいのかな。

お姉さん本人も言ってたけど、ジャバウォックはそれを認めたくない、人でいたいお姉さんが自分の力を無力化する(=ペンギンをたべる、排除する)ためのものと考えると
役割が矛盾しているが、どちらもお姉さんから生まれたものであることは納得できた。
すべきこと=したいこととは限らないし、お姉さんは本当はそのまま普通に生きていたかったんだろうな。

なぜ海が生まれたのか、その対策としての力がなぜ人とペンギンの形をとったのか、などなど、噛み砕ききれなかった部分はあるものの、そのあたりに深い意味はないのかな。原作読んだらもう少しわかるんだろうか。
でもなんでペンギン?に答えはないのだろうな。笑

ラストのペンギンたちの滑空シーンは圧巻でした。歪んだ空間の中を凄まじい勢いで飛び回るペンギンたち。サンシャイン水族館のの空飛ぶペンギンをもう一度見たくなった。前回はあまり写真うまく撮れなかったし。

お姉さんの話し方が独特で好きだな〜と思ってエンドロール見てたら、蒼井優さんが声当ててた。全然わからなかった。びっくり。さすがの演技力でした。
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