しょう

空母いぶきのしょうのネタバレレビュー・内容・結末

空母いぶき(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。
原作は2014年から連載開始、映画化は2019年にされた作品だが、昨今の世界の状況を考えると、フィクションとしてのみ楽しんでいいのか、感覚が難しかった。

戦闘に関する知識は持ち合わせていないので、実際に侵略行為を受けたときに、どのような動きを取るのかは分からないのだが、
「専守防衛」を掲げる我が国特有の選択の難しさと、それに伴う緊張感は如実に感じることができた。

「平和」や「戦争」について、普段考えることはないし、どのように考えればいいかも難しい。
しかし、作品を通して、思わず自分の心が反応したところと、そのときの感覚は大事にしたいと感じた。

クライマックスのシーン、現実の状況を思うと、そんな連帯はもう起きないだろうなと、突然フィクションであることを叩きつけられて、目を覚めさせられた気分だった。

どうすれば守れるのだろうか…。
しょう

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