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アイネクライネナハトムジークのmakoのレビュー・感想・評価

4.5
ほっこり沁みる、“出会い”と“恋”の物語。

すごく良かった!
大好き、この映画✨

人はどういうきっかけで出会い、結婚するのか。
どういうきっかけで出会ったのかは、人それぞれ色々あります。
どうしてその人と結婚したのかも、当人しか分からない想いがあり他人には想像できないこともある。
そう考えると出会いって不思議。
本作は恋の出会いだけじゃなく、出会いによりある試合に挑戦するエピソードもありました。

佐藤(三浦春馬)と紗季(多部未華子)の出会いを軸にその周辺の人たちの出会いが描かれ、それから10年後が描かれる。
それぞれのエピソードがどれも良くて、キュンキュンというよりじんわり温かく、ジーンと沁みる。
ウルッとくるシーンもあり、観終わったあと直ぐに思ったのは、すごくいい映画だった〜ということ。

特に印象に残ったシーンは、ウィンストン小野(成田瑛基)の後半の試合の出来事。ここは、ウルッときました😢

伊坂幸太郎原作と知らずに観てて、途中で伊坂さんの作風に似てるなと思ったらやっぱり伊坂さん。
登場人物が他のエピソードと少し繋がってたりして、上手く展開していく物語にしてしまう伊坂さんは流石です。

タイトルのアイネ・クライネ・ナハトムジークとは、ドイツ語で【小さな夜の音楽】の意味。
劇中、弾き語りをする不思議なストリートミュージシャンを表しているのかな。
この歌も良かった。斉藤和義さんの作詞・作曲です。



劇場鑑賞 #109
2019#155
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