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ライトハウスのgcpのネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ここは灯台。もし誰か知らんやつと地球最後のふたりになってしまったら?とつい想像してしまうような果ての果ての僻地、嵐で誰も寄り付かぬ孤島は惑星に取り残されてしまったと同じくらいの絶望。途中までは不気味すぎてヒィ〜と観ていたけれどステーキ地団駄に思わず吹き出してからは狂人と狂人慣れしたジジイに人間味を感じられて肩の力をぬいて観ることができた。冒頭からさんざん屁を放っていたからブチギレもわらってしまった。それでも引き込まれるこれぞ映画。1階から2階に移るシーンや螺旋階段の撮り方など不穏さが画面中を重たく動き回っているような圧迫感と白黒の加減を楽しむには絶対映画館で観るべき。そして神にも自然にも動物にもかなわない、自分第一な人間の恍惚な姿は醜くもあり美しくもあり滑稽!
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