実話を基にした話で予想以上に重め
でも実際のジュゼッペにはルナのような存在がいなかったかもしれないし、そう考えると心の支えとなるようなルナの存在がいたというのはこの映画のひとつの救いなのかな
世の中には知らなくていいことってのがたくさんあって多くの人はそれに気付かないふりをしているが、ルナにはそれができなかった
湖の水面だけ見ていればこんな思いをしなずに済んだのに、水中を覗き込んでしまったがために息のできない苦しさを味わうことになる
そこに踏み込んでしまうのは若いからだ。と片付けてしまうのは簡単だけど、ジュゼッペを探し続ける過程で感じた様々な感情は大人になってもルナの中に残り続けるだろうし、若くして死んでしまったジュゼッペもルナの中で生き続ける
この映画の存在自体もそうだ、ジュゼッペという存在がいたことを忘れないようにしたい