じぇいらふ

外套と短剣のじぇいらふのレビュー・感想・評価

外套と短剣(1946年製作の映画)
3.8
フリッツ・ラング観まくるシリーズ😆

“外套と短剣”とは、スパイ組織のことらしい。
ゲーリー・クーパー主演の、対独スパイ映画。 

原爆研究のマンハッタン計画に関わる苦悩する若き学者だが、軍のスカウトであっさりスパイ活動に参加する事を決めるあたり、さすがなんでもありのアメリカのヒーロー、ゲーリー・クーパー🤣任務はナチスドイツの原爆研究阻止の手伝い。

ドイツ潜入、囚われの原爆関係学者の救出の為に、ゲシュタポのスパイと危険な駆け引きをしながら、学者らしからぬアクションを展開するクーパー😆

面白いけどちょっと色々荒唐無稽過ぎかなあと思ってたら、イタリアに移動して、ヒロインジーナことリリー・パルマーに会ってからがいいです🥰

イタリアでジーナと隠遁生活のシーン。彼女の部屋でのお互いの男と女と猫のやりとり。廃墟でりんごを齧りながら、戦争後の話を語り合うシーンとかいいです。なんだかんだ互いに惹かれ合う2人。時間差キスシーンの演出✨

外ののんびりしたイタリアの歌声が流れる中、敵と格闘するシーンの対比、ここの小道具の使い方は正に“外套と短剣”。

階段からボールが落ちて来て、少年が降りてくる、死体は⁉️機転を効かしてのサスペンス。演出キレキレ👍✨ナチス迫る中、果たして彼は無事アメリカに帰れるのか⁉️

全編にわたりマックス・スタイナーの印象的な音楽が場面に合わせてガンガン鳴りまくる😆フリッツ・ラングの徹した娯楽職人ぶりが愉しめる作品✨🧥🗡