外套と短剣の作品情報・感想・評価

「外套と短剣」に投稿された感想・評価

cinefils

cinefilsの感想・評価

3.9
前半は舞台がスイスということもあり、ヒッチコックの「間諜最後の日」を思わせる。のっぽとチビのコンビだし。

主人公がナチの女スパイをハメる手口がなんとも陰険でラング的である。

リリー・パルマー演じるイタリアのレジスタンス女性との潜伏シーンがかなり長いが、ありがちなイメージではなく、印象的になっていると思う。あと、リリー・パルマー、ラスト近くで敵の女を有無を言わさず射殺するところはカッコイイ。

脚本のマルツ、ラードナー・ジュニア、二人ともハリウッド・テンのメンバーか。
s

sの感想・評価

3.7
ハラハラ感は フリッツラングらしかった。
けど字幕の見辛さと 途中のラブロマンスで間延びしてた感は否めない
フリッツ・ラング監督が、反ナチスをテーマに描いたスパイ映画であるが、さほど面白くなかった。

まず、観たDVDの日本語字幕が見づらくて、興を削がれた。
映画館上映した時の字幕のようであり、白い背景に白い字では読みづらい。

次に、物理学者を演じるゲイリー・クーパーが学者という感じがしない。
まぁ、スパイ映画として観れば良いのかも知れないが、なんか違和感あり。

タイトルの「外套と短剣」というのは、反ナチスをモットーとした秘密組織のことを指すらしい。

イマイチの映画であった。
のん

のんの感想・評価

2.5

第二次大戦。ドイツが原爆を製造してるかも!との情報にアメリカの物理学者・ジャスパーがドイツ人医師を装ってスパイ活動する話。

スパイものなのだけど、何しろ科学者の付け焼き刃だからとにかく動きがモタついてるんですよね。敵とやり合うシーンもあるんだけど顔面グニューって鷲掴みとか(面白いけど)。途中でイタリアの工作員と恋に落ちるパートもやけにのんびりしちゃってて…今どきのスパイものに慣れてる身としては全体的にスローでスリルもあまり感じられなかった。
そんな地味さを補うためか、音楽が過剰なのも辛い。












この音楽もスター・ウォーズ連想させる感じだったな。音楽自体も使い方も。
個人的にこのようなハリウッドの体制バリバリで演出したフリッツ・ラングのほうが完成度が高くて好きなんです。

ラングの作家性が弱まったとか、そういう事抜きにして娯楽に徹するのがいいんですよ。ゲイリー・クーパーが主演という点も大きいけれど。

ルーカス&スピルバーグのインディ・ジョーンズを彷彿とさせるナチとの対決を主軸にクーパー御大が世界を股にかけ大活躍します。即物的な暴力描写も流石に鬼気迫っており、終始手に汗握る展開でまさしくエンターテイメントの王道。
☆☆☆★★★

2008年5月18日 シネマヴェーラ渋谷
kedama

kedamaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったんだけど、中盤あたりのメロドラマ的要素が長ったらしく若干の中弛み。

ラストへ繋がる重要な要素ではあるんだけど、そんなに無くてよかったかな。

ハラハラ感の演出はさすが!釘付けになってしまった。

このレビューはネタバレを含みます

手持ちソフトでラング作品ちょこちょこ再鑑賞中⑥

私にとってのベスト【I'll be back】は、ターミネーターのシュワちゃんではなく本作のゲイリー・クーパー。
秀逸カットは他の傑作よりも少ないかもしれないが、ゲイリー・クーパーとリリー・パルマーの間で交わされる台詞がいい♪
沢山あるのですが、1つだけあげるなら猫が泣き止んだねとのゲイリーにリリー・パルマ―が、
「泣いても無駄だと知っているのよ…」
まるで自分の現状を嘆いているかのように聞こえてグッとくる。
結局は、また猫が鳴き出し家の中に入れて(この時のリリー・パルマ―が猫を呼び寄せる言葉に観るたび萌える(笑))餌を与えてやる。
その後一芝居あり寝る前に二人が交わす、
リリー「本気じゃないの…」
ゲイリー「わかってる」
やむなく時代に翻弄されて優しさや思いやりを忘れかけていた女に対して男が返すその一言に救われて女は眠りにつくのであった…
う~ん、最高ですわい♪
本作は台詞の奥に隠された心の機微を感じ取ることを楽しみたい作品。
毎度のことながらラングLOVE♡☆彡

☆★☆リリー・パルマ―☆★☆(*´з`)(*´з`)(*´з`)
m0cchi

m0cchiの感想・評価

3.5
これ、任務失敗じゃないのかしら…。
スパイのわりに甘いとこ多すぎてやきもきした。
恐怖省のほうが断然よかったな。
でもフリッツラング好きかも。他も見よう。
h

hの感想・評価

1.4
ラブシーンが映画を酷く停滞させている理由として、女スパイの隠れ家が明るすぎることが挙げられるだろう。ラングは夜の映画作家なのにこの作品は昼間が多すぎる。鏡を使い一人二役をさせ、スタンダードサイズの画面に三角形を作っている。増村等シネスコで撮っていた後発の作家は同じ構図を三人の役者を配置して作ったのに対し、経済的な人と空間しか使わないラングの画面作りのほうが映画としてはやはり贅沢だ。監禁している老婆に何発も銃を撃ち込む描写を音だけで表現する切れ味等、流石に巧い部分もあるのだが映画としてはつまらない。
>|