たき

チワワちゃんのたきのレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.0
「チワワちゃん」を観る。

玉城ティナ祭オーラス。たぶん。

ぱ、ぱりぴ??!!

こ わ い!!

ぱ り ぴ こ わ い !!!←うるさい。

.

孤独って、こんなにわかりにくいものだったっけ。

社会は、多様性を極めているから、と劇中でもしたり顔で批判されてたりするけれど、一理あるんだろうか。

満たされないこころというのは、もっとわかりやすかった。

孤独のかたちは、確かに変わってきたように思う。

心臓を動かし、脳に血液をただただ送り続けるウォーキングデッドでいるだけならさほど難しくないこの世の中で、

ひとは、笑顔の裏で苦しみ、傷つき、涙して、唇を噛みしめている。

チワワちゃんは死んだ。

それを偲び、悔やみ、泣いてくれるひとがいる。

チワワちゃんははたして、幸せだっただろうか。

そんな悲しみ、もうチワワちゃんには届かないのに?

失うことでしか、その気持ちを伝えられないなんて、そんな話があるか。

だけど闇の底から求める手は強く、どうしようもなく得体が知れず。

それにひきかえこの手はあまりに小さく無力で。

どうすれば、その手を取ってあげられたんだろう。

どうすれば、そこから引き上げてあげられたんだろう。
たき

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