ちゃこ

騙し絵の牙のちゃこのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
4.4
とても、よかった。

ラスト高まる!

派閥によって良さ悪さはある。だからこそ両者が拮抗して行くことでより良い世界になっていく。ちょうど作家と編集者の関係のように。

自分の望む世界にするために、自ら行動したい。

出版業界への皮肉や、現在の出版形態をよく取り扱われていた。「いま」見るからこそ面白い。

そう、本や雑誌とか、映画でも、「いま」見るから面白いってあるよね。作品と時代性はどうしても切り離せないと思う。

そういう日頃から思ってることを、代弁してくれてた。松岡茉優ちゃんのキャラクターに共感、共感、また共感。そしてアクションするためのパワーをくれる。

社会に関わっていたいな。難しいことも多々あるけど、社会も関わって、少しでも自分の望む世界になったら、心地よくて、楽しいよね。



--------------

なんで「騙し絵」なんだろう?

池田エライザの美しい写真を大画面で楽しめたのも良かったな。キャラクターと雰囲気も合ってて、あー好き。

松岡茉優ちゃんのリアルな演技が本当に好き。実際にする喋り方をしてくれるからリアリティある。洋画を見てるような没入感。

最近みた「かもめ食堂」「めがね」の小林聡美さん。あの、情緒が安定してて冷静な感じが好き。



《2021:20》
ちゃこ

ちゃこ