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騙し絵の牙のMISSATTOのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.7
”映画”ジャンルで勝手に自動録画がされたのを見ました。
ほとんど、…いや、そこそこ酔っ払った状態で。(チャコリボトル1本750mlを1人で呑んだ)
「水曜どうでしょう」の大泉洋が大好きで、俳優としてのポテンシャルももちろん感じてるのだけど、でも、出演映画やドラマ(というか邦画や邦ドラ一般)のハズレ率が高すぎて、当て書きされた原作の映画化ということで見るのを躊躇していた映画。
いやいや、どうして、面白かったです。
めちゃくちゃ良い酒の肴映画でした。
吉田大八監督によって、主人公が大泉洋演じる編集長でなくなってた。
まさかのレディビアちゃんも出てて飲んでたチャコリ吹き出した。
胃がはち切れそうなのに、食欲沸いちゃってハムエッグを追加でつまみに作ったくらい、欲望が刺激される映画だった。
スピード感が雑だけどすごく現代。面白い。
ちゃんと日本も見えてるし、世界の変化も見えてる。
大泉洋が物語のただの駒になってる。佐藤浩一さえも時代の流れの駒役。
それが良い。
主人公があるようで無い群像劇。
映画として上手い。
松岡茉優、早く、でもゆっくり歳とっていろんな役見せて欲しい俳優。
原田監督の古い価値感による古い価値観のための古い映画を見せされた後だけに、希望が見えてしまう映画だった。
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