チャチャのパパ

若おかみは小学生!のチャチャのパパのレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
3.8
主人公は、不慮の事故で両親を失ったオッコ。オッコは母がたの祖母の温泉旅館に引き取られる所から始まる。

原作は児童文学のようだが当然未読。だからなのか、幽霊のウリ坊がなぜこの旅館に住み着くようになったか?とか小鬼の鈴鬼がどうして封印されたか?とかは分からない。

でも、こういうのダメなんだよぉ!泣くに決まってんだ。もう設定がずるい!宮部みゆきの「あかんべえ」と同じだな。お化けさんたちはいつか消えちゃうに決まってんだから。それを予想してもう途中から泣いてた。

もう少しオッコの慟哭とか真月の苦悩とか掘っても良いのでは?とも思ったがそこはやはり子供向けのお話だこら仕方ない。

凄いなぁと思ったのは小林星蘭ちゃんの声優さんとしての力量。小鬼の中の人がジバニャンだったのはご愛嬌として、山寺宏一や水樹奈々と言った大物声優さんがいる中、堂々としたものだった。その他の非声優陣も邪魔にならない。

劇場はボク以外大きなお友達はいなくて、後はみんな小学生の子供を連れた親子ばかりで、鼻白む感もあったが、親子で観るには良い作品。