ってか邦題、おい!!!
クライマックスの裁判の場面で胸に迫る、いい映画でした。
いまアメリカでリベラル派の希望の星であるギンズバーグ判事(御歳86...)の、
ハーバード入学から法における男女差別を違憲と訴え変えていく法律家としての名を確立するまでの、
伝記映画。
ヒロインは当初ナタリーポートマンだったのがフェリシティジョーンズに替わったようですが、
小柄で物静か、しかし法律と知性を武器に、
公民権運動やベトナム反戦運動が吹き荒れる社会で、
暴力に訴えず変革をもたらすという役にぴったりで、
途中からRBGにしか見えず、「あれ、ローグワンの時どんな顔だったっけ。。」
となってました(笑)
ローグワンの彼女も素晴らしかったですけどね。
そうそう、ドキュメンタリーのRBGも感銘を受けたのだけど、
それとの比較で気になってて、どこがフィクションでどこが事実なのか、という。
裁判官や国側チームの意地悪な質問・戦略に動揺しつつ反撃する、
あそこは脚色だそう
(彼女は完璧な意見書と常に冷静な態度で有名、というのはRBGにも出ていた)
あくまで理詰め、憲法論を突き詰めて判事を説得したのか、
映画にあるようにある意味最後は価値観の問題に訴えかけたのか、
ここは結構重要だろうなーと思うので、さらに最近出た伝記でも読んでもっと知りたいなと。
しかし監督が彼女の甥で脚本の段階で見せているみたいなので、
フィクション化の仕方にもお墨付きはあると考えていいみたい。
あ、そこについて、ギンズバーグ判事の出した注文は、
法律とマーティ(旦那)だけは正確に描け、と。
ギンズバーグを尊敬し、互いに支え合い、家事も平等に分担した最愛の夫、
彼を演じたアーミーハマーも最高にカッコ良かったですね。
RBGで描かれてたそのまま。