キャッスルグレンギャリ

ジュディ 虹の彼方にのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
3.9
U-Nextで鑑賞。ロードショーを行きそびれて、U-Nextの見放題に入ったところでようやく鑑賞。
ジュディ・ガーランドの栄光と悲劇は書籍や記事で読みよく知っていました。観た作品は「オズの魔法使い」、「スタア誕生」くらい。「ザッツ・エンターテイメント」では中心的存在として扱われています。
本作でのジュディはすでに身体を壊し、ハリウッドで作品に恵まれなくなったところからスタート。彼女のことをよく知らない映画ファンは「予習」が必要だったろうと思います。
のっけから「悲劇」がはじまるのですが、そこを徹底するなら、アカデミー賞を欲しくて仕方がなかったのに手が届かなかったあたりから初めて欲しかったです。

彼女はアカデミー賞は取れなかったものの作品、楽曲とともに不滅であることは間違いありません。「なんの作品でアカデミー賞とったんだっけ」というという女優もいるでしょう。どちらがいいのか。
ハリウッドのスターシステムに翻弄され短い生涯であったのと引き換えに死後もスタアであり続けているのでした。

レネー・ゼルウィガーは歌もうまいし、47歳の「老年」女性を見事に演じていました。