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ブラック・クランズマンのhonobonのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
4.2
場内が明るくなったとき、思わず「そうか…」とつぶやいてしまった。

実に軽妙にKKKを取り上げている。コメディなのこと思うほど、会場で大きな笑いが起きて、Do the Right Thinkのように煮えきれることのないものは現れないのかと思っていた、が。
とんでもない。

それはまるで、ベトナムで様々な光景を見て、戻ってきたスパイク・リーが「この手を見てくれ!」と言わんばかりに血に染まったそれを見せられているように白人至上主義と黒人、ユダヤetcとの差別や扱い方を見せつけてくる。

ホロコーストなんで存在しなかったんだという発言が作中にあるのだけど、恐ろしいものが飛び火されたかのように見えた。
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