マダム

ブラック・クランズマンのマダムのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
1.5
シリアスかというとそうでもなく、監督がスパイク・リーなので軽快なセリフで進み、たまに笑いどころもある。しかし詰めが甘いというか、さほどのインパクトがないというか、いまさら?ってな感想を持った。

ブラックパワーの演説を延々流しても、そんな時代はとっくに過ぎている。ラストシーンにトランプの演説フィルムを差し込んだカットはいまだに差別はなくならないというメッセージなのだろうが、昔の人種差別と現在の移民問題は「差別」でひとくくりにするものではない。複雑な問題は分けて考えるべきであり、別問題として扱わなければならない。
全体を通して「脳味噌ライトなファッションサヨク」が喜びそうな作品。監督もそういった方向におもねっているように感じた。
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