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存在のない子供たちのchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
2018年に公開されたヒューマン映画です。監督はナディーン ラバキーさんです。
レバノンで作成された作品で、主人公の少年は実際にシリア難民を経験している子供をキャスティングしています。アラブ地域を中心に歴代最高の興行収入を記録し、世代問わず多くの方の心に響くような作品となっています。興行収入は6500万ドルを突破しており、一度は見ていただきたい作品です。

【感想】
非常に心打たれる作品だと思います。どれだけリアルに近い形で再現しているのか分かりませんが、日本に住んでいては経験しないような人生を知ることができました。以下に私たちの生活は裕福で充実しているのか感じることができ、世界のために何かできることはないか考えさせられました。ぜひ一度見ていただき、色んな人と感想を話してほしいと思います。

【あらすじ】
主人公の少年ゼイン アル ハッジは出生記録が残っておらず、スラム街で暮らしていた。父のセリム アル ハッジと母のスアド アル ハッジは家賃がまともに払えず、非常に貧しい生活を子供たちを過ごしていた。ゼインを中心に子供たちは自家製野菜ジュースを通りのわきで販売し、アサードの元働いていた。ゼインは学校に行きたいと両親に相談し、スアドは支給品もあることから学校へ行くことに賛成してくれた。ある日、妹のサハル アル ハッジはアサードの嫁として嫁ぐことになり、ゼインは何とか阻止しようとしたが、両親が力づくで連れて行った。ゼインは一人でコーラに向かっていたが、途中で自称ゴキブリマント出会い、その男性が入っていった遊園地にゼインもついていった。翌日遊園地の清掃員をしていたティゲスト アイロに出会い、仕事を探していると打ち明けた。ティゲストはゼインを我が家に連れていき、息子の世話をさせることに。ティゲストは不法就労しており、アスプロに偽装身分証を作ってもらい、滞在していた。期限が間近になっており新しく作るためにアスプロは金か息子のヨナスをよこせと言ってきていた。ティゲストは金を稼ぐために出かけたが、その途中で警察に捕まっていた。ゼインはヨナスと一緒にアスプロの元などに行きティゲストを探したがどこにもいなかった。ゼインはヨナスとなんとか生き抜こうと色んな努力をした。果たして二人の命はどうなるのか。

【出演者】
・ゼイン アル ラフィーア(声:)
・ヨルダノス シフェラウ(声:)
・ボルワティフ トレジャー バンコレ(声:)
・カウサル アル ハッダード(声:)
・ファーディー カーメル ユーセフ(声:)
・シドラ イザーム(声:)
・ナディーン ラバキー(声:)
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