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劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を越えた遭遇(であい)のchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
2001年に公開されたアニメ映画です。監督は湯山邦彦さんです。
家庭用ゲームとして発売されたポケットモンスターシリーズが原作となっております。劇場版シリーズの第4作品目となります。世界的に大人気のアニメとなっており、熱狂的なファンがたくさんいます。本作品は国内と海外で内容が少しだけ異なっており、非常に珍しい作品です。興行収入は39億円を突破しており、大人気作品となっています。

【感想】
非常に自然に気を使った作品だと思います。当時地球温暖化の問題が世界中で話題となっていたこともあり、社会情勢を表現した作品だと思います。またそれを子どもたちにもわかるように伝えている点は評価できると思いました。気になった方は是非ご覧ください。

【あらすじ】
現代の40年前の世界。ハテノの森を訪れた少年・ユキナリは、森の中でハンターに追われていたポケモンに出会う。そのポケモンは「セレビィ」といい、時を超える力を持つと言われるポケモンだった。セレビィをハンターから守ろうとしたユキナリは、セレビィの力でセレビィと共に40年後の未来へタイムスリップしてしまう。現代。サトシ一行は、ハテノの森を訪れていた。そこは、オーキド博士も昔伝説のポケモン・スイクンに出会ったことがあるという、とても自然豊かな森であった。一行は、セレビィが時を越える際に起こる「森の声」という現象に遭遇。程なくサトシ達は祠の前に倒れているユキナリを発見。ハテノ村の長老トワ達に介抱されたユキナリはセレビィがいないことに気付き、サトシ達と共にセレビィを探しに向かう。傷だらけのセレビィを見つけたサトシ達はトワの下へ戻ろうとするが、そこへセレビィを追っていたロケット団幹部・ビシャスが現れ、セレビィを捕えようと襲い掛かって来た。ユキナリとの連携でビシャスのポケモンを撃退し、何とか逃げおおせたサトシ達は、生き物の傷を癒す不思議な力を持つ湖にたどり着き、そこで一夜を明かす事にする。その後、サトシとユキナリは意気投合し、二人はセレビィとも仲良くなった。だが翌朝、再びビシャスが現れ、セレビィはビシャスに捕らえられてしまう。捕まえたポケモンに強大な力と邪悪な心を植えつける特殊なモンスターボール「ダークボール」で捕獲されたセレビィは邪悪な心を植えつけられてビシャスの言いなりになり、森を破壊し始めてしまった。ユキナリとサトシ達がセレビィを助けようと奮闘する中、伝説のポケモン・スイクンが現れる。サトシとユキナリはスイクンの力を借りてセレビィの元へたどり着き、ダークボールによる洗脳から開放する。ビシャスの野望は阻止できたものの、セレビィは力を使いすぎたせいで死に瀕する。セレビィの暴走により汚れてしまっていた「傷を癒やす湖」をスイクンの力で浄化しそこに浸すも、セレビィは回復しない。そこに、様々な時代のセレビィが「ときわたり」によって現れ、その際に発生したエネルギーで瀕死のセレビィを救う。セレビィたちが元の時代へと戻っていくのを見て、サトシとユキナリは別れの時が近いことを悟る。二人は永遠の友情を誓いあい、ユキナリはセレビィに連れられて40年前へと戻る。エンドロールにて、オーキド博士の本棚を整理していたケンジが、一冊のスケッチブックを見つける。ユキナリが持っていたのと同じスケッチブックには、寄り添って眠る、ピカチュウと一匹のポケモンが描かれていた。

【出演者】
・サトシ(声:松本梨香)
・ピカチュウ(声:大谷育江)
・カスミ(声:飯塚雅弓)
・タケシ(声:上田祐司)
・ムサシ(声:林原めぐみ)
・コジロウ(声:三木眞一郎)
・ニャース(声:犬山イヌコ)
・ユキナリ(声:戸田恵子)
・ミク(声:鈴木杏)
・トワ(声:小山茉美)
・ビシャス(声:佐野史郎)
・セレビィ(声:杉山佳寿子)
・ホワイト(声:藤井隆)
・ハンター(声:山寺宏一)
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