「山ちゃんとウィル・スミスの映画w」
原作も好きな作品の映画化なので期待半分、不安半分で視聴。5歳児がいるので吹き替えでの鑑賞でしたが、ストーリー的には元々強いジャスミンが更に現代的に強くアレンジされたり、アラジンとジーニーの友情がより深く描かれていたりと満足行く出来栄えであった。
残念だったのは主人公アラジンの吹き替え。演技も肝心の歌も大して上手くなくて、心に入って来なかった。本作は歌がキモなんだから、話題性ではなく実力で選んで欲しかった。その分はさすがの「世界の山ちゃん(山寺宏一)」がしっかりカバー。元々アニメ版ジーニーをやっていたこともあるが、ウィル・スミス版のジーニーとして新たなジーニーにチャレンジしていて、その上手さにラストは(山ちゃんとウィル・スミスの相乗効果で)ホロリとさせられた。基本的には原語で映画を見る派ですが、安心して観られる声優さんの作品は吹き替えで堪能したいと思わされる。最近は話題作りのために下手な俳優の起用が多いが、やはり本職はスゴい。
