ずどこんちょ

アラジンのずどこんちょのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.9
見る予定なかったけど時間が空いたし、評判も良いらしいのでせっかくだから……と思って見たら、予想以上に懐かしいディズニー感で感激でした。アニメの雰囲気を一切壊さず、ガイ・リッチー監督ならではの見応えあるアクションシーンも入れて、ミュージカルとダンスの豪華絢爛さ。
ジャスミン役ナオミ・スコットが封じていた思いを高らかに歌い上げるソロシーンは、現代女性の声を代表するかのようで思わず感動してしまいました。

実写化するにあたって一番不安要素だったであろうジーニーもウィル・スミスがとてもはまり役でしたし、何よりジーニーの再現度が一番気合が入ってました。
お金と人の手間がかなりかかっていると思える、作り込みの丁寧さを感じられました。
実はディズニーヴィランズの中で一番好きなキャラクターがジャファーでした。なので、今回のジャファーの再現度についてはもっと頑張って欲しかったかなぁ。いや、ジーニーがあれだっただけに。

ところで、前の席にいたマダムがトラのラジャーが出てくるたびに、なぜか愉快そうに笑うんですよね。「可愛い…」とか言ったりして。
え、トラなんだって思って。ツボが。アブーとかイアーゴとかじゃなくて、トラなんだ…って。
まぁあまり映画館で大声で言葉が漏れてしまうのは普段は心地よくはないのですが、今日の人に関しては笑いのツボが不明過ぎて面白かったです。
そういう体験も映画館ならではでした。