このレビューはネタバレを含みます
安定の最高だった。
社会によくある責任の押し付け合いに隠された、大きな不祥事を暴いていく。その中で「働いている意味」を考えさせられるという物語。
普通の社会人であれば、誰しもが巻き込まれるであろう、出世争い・上下関係の面倒臭さを舞台にしている為、共感できる所が非常に多い。
情報量多いけど、人物同士の関係が非常にわかりやすい撮り方がなされているように感じた。
会社というものがいかに空虚なものなのかという結末にたどり着いた時、自分の会社人生は何だったのか…?という虚しい疑問にぶち当たる。この面白さが痛快。
そして、日本人が持つ仕事観とその原因に帰着させている所が良かった。