ぐるぐるシュルツ

マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!のぐるぐるシュルツのレビュー・感想・評価

3.6
とにかく変われよ。
衝動でも反動でもいい、
自信をもって自由に変わっていけるよ。

〜〜〜

1960年代全盛期のロックンロールがガンガン流れる中で、かの10年のファッション・芸術・文化・若者のあり方を振り返っていくカルチャー・ドキュメンタリー。

60年代終わりのアメリカとか
ビートルズとかのミュージシャンに絞ってのドキュメンタリーは数多くある印象だけど、
「ロンドンっ子」ていう視点から見ていくのは、
なかなか爽快でした。

この時代特有の、
抜群に華やかなで、突き抜けて自由な
音楽・ポップカルチャーが
画面から止まらないんだもの。
次から次へとカリスマ達(「〜の神様」級)が現れて、
もう耳にも目にも、みなぎる刺激。

まだ僕が中学生ぐらいの頃に、
ビートルズやらストーンズやら聞き出して、
この時代の映画や音楽にはまっていったのともあってか
少しだけ心の奥底がくすぶられる。
あぁ、なんかほんわり懐かしい気持ちになる。

やっぱり、この若者の力はすごいですね。
底知れぬ自信は、チラつきまくってる。
そして周りを気にしないクールさ。
むしろ変えていってやる、ぐらいの。
しかもそれが
一部の才気溢れるカリスマだけに
留まっていない。
明らかに世代に伝染してる。
輝きや強さや意志が、伝染してる。

たしかに60年代終わりごろになると、
こういったカルチャーは
急速に影を落とすかもしれないけど、
それでも唯一無二だなぁ。

2010年代の若者としても、
フツフツと湧き上がるものがありました。
マイジェネレーションなんて胸張れるのかな。胸張りたいな。
負けてらんない。
(ツイッギーがとても可愛い。)