Masato

マイル22のMasatoのレビュー・感想・評価

マイル22(2018年製作の映画)
3.4

一作で終わらせろや!(怒)

SWATと監督の「ローンサバイバー」を合わせたような、護送モノとサバイバル要素とスパイ要素が合わさった映画

ピーターバーグの圧倒的でスリリングな演出力はピカイチ。ハリウッド娯楽アクションの中でも最上級に入るほどの楽しさを味わえるが、ストーリーの構成に致命的な欠陥があることが海外の批評家とユーザーから酷評された原因であると思う。

それは、まるでこの後に続編が確定しているかのような、中途半端なストーリー構成。当然、売れなければ続編はオジャンになるだろうし、評価はボロカスなので続編は望めない。なので、この消化不良の物語でおしまいになるだろう。こういうのは良くない。

簡単なことだ。一作で完結させろ!!!

95分の尺なら、あと30-40分くらいの尺を加えて、125-135分で全て終わらせるべきだった。物語は普通のアクション映画の6割辺りで終わってしまうので、どうにも規模の小ささと消化不良が否めない。前述したが、演出は最高だし、ミリタリー・スクワッドアクションやイコ・ウワイスの格闘戦やミステリアスなキャラクター性は見事であるのに、何故こうなった。

トホホとしか言いようがない。本当に面白くなる可能性があっただけに残念度が高すぎる。ピーターバーグなにやってんのや…

社会性は一応ある。ロシアうんこってことや。アメリカもチンカスってところ。この物語がアメリカの報復の黒歴史を皮肉っているところ。そこはピーターバーグ節。

ローレンコーハンは最高にカッコよくて色っぽい美人でマジ最高。ウォールバーグはいつも通りチンコでかそうな奴で最高。

もしちゃんと作ってたら★は4.2は堅かった。
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