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孤狼の血 LEVEL2のTaulのレビュー・感想・評価

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)
2.0
『孤狼の血 LEVEL2』鑑賞。昭和から平成へ、再燃するヤクザの抗争と警察のドス黒い戦い。松坂桃李が登場の顔付きだけで大上の汚れ刑事の継承を体現。そこから血と虚栄にまみれた多くの人間模様を描く。何より鈴木亮平が凄まじくて本当に怖いくらい。テレビドラマみたいな陳腐な回想でなくディテールから深堀りして日岡と対峙させてほしかったくらい。

『孤狼の血 LEVEL2』最近前作を見返してしまったのが失敗だったかも。役所広司の凄さを逆に再認識。他にも時代感や土地感込みのリアリティやユーモアが少なくなり古の東映オマージュで頑張ってるのがより作り物っぽく感じてしまった。撮影がどうも見にくくて色調整が過剰、音楽使いは残念なレベル。群像劇であり役者はほぼ良くて血も多くて飽きないが、人の血潮を感じにくい作品だった。
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