わたもち

The Witch/魔女のわたもちのネタバレレビュー・内容・結末

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

お口直し。
いつも間違いない逸品を紹介してくれる友人からのオススメという事で安心して鑑賞。そして見事にハードルを大きく超えてきた!!はいもうこの前に観た残念な映画のことは忘れた!!


▼概要
韓国産バイオレンスアクション。
“魔女”というよりは“人造人間”or“改造人間”の少女が主人公。


▼感想
これは、、、好き!
「邦画じゃ無理やろな…」と唸らざるをえない映像美×アクロバティックなアクションシーンはお見事。中二病みたいな戦闘なのに殺陣も映像もいちいち格好良くて見入ってしまう。
国を挙げて映画産業に注力してる韓国の背中が遠い。差がますます広がってる気がする…。

そして何が凄いってアクションだけじゃないところ。
前半と後半とで、まるで別の映画を観ているかのような気分に襲われる。張り巡らされた伏線を次々に回収していく様は圧巻。

少女ヒロインによるバイオレンスアクションという点では韓国版『キック・アス』、前半と後半で劇的にガラッと変わる点では韓国版『カメラを止めるな!』みたいな。



▼キャスティング
*まずびっくりなのが主人公を演じたキム・ダミが新人ということ。
美人でもなくその辺にいそうな感じでありながら、前半と後半で同一人物とは思えぬ変わりっぷりが凄い。

*またチェ・ウシク出てきた!
よう出るな~話題作に。本当に当たりを引く役者だなあ。しかも上手い。
しかも今回はおしゃれイケメン風情でシルエットは綾野剛と区別不可。
あの純朴青年がついに色気醸し出してきた…!

*悪役も個性が光ってた。
ミラクルひかると小泉今日子足して割った感じのマッドサイエンティスト役チョ・ミンスは綺麗な熟女系だし(笑顔が完全にミラクルひかる)、ミスター・チェ役パク・ヒスンも適度にイキってて適度に強くて弱い悪役を好演。

*ただ、何よりも一番の収穫は、主人公の友人ミョンヒ役のコ・ミンシ。
うるさいけどかわいいな~と思って鑑賞後ネットで画像ググったら可愛すぎたので即インスタフォローしてしまった…



▼その他雑感
・OPのスライドショーが不穏。
この時点で当たり作品の当確出したくなる。
いやでも『狂人ドクター』もOPまでは良かったからな…(自戒)

・韓国でも軽トラ×演歌は鉄板なのか。
何気に韓国の演歌初めて聞いた。

・韓国では列車の旅と言えば、
【ゆで卵とサイダー】ってマジ?
しかもゆで卵食べながらサイダー流し込む中々のストロングスタイル(笑)

・大友康平www
電車内のシーンで大友康平みたいなオッサン出てきて一瞬本人かと思ってびっくりした。
近くで見たら大友康平と北村有起哉足して割った感じのオッサンだった。






続編はいつ製作?公開?楽しみ!!
わたもち

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