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柔肌色くらべ
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『柔肌色くらべ』に投稿された感想・評価

結婚生活に倦怠を覚えている夫人(親王塚貴子)が、学生時代の友人夫婦に刺激を投じることにより、スワッピング行為へと発展させていく。腹に一物ある夫人同士の熾烈な戦いを描いている、日活ロマンポルノ。

登場するのは、親王塚貴子&北見敏之、仁科まり子&上田耕一からなる、2組の夫婦。「夫人 VS 夫人」の泥沼化した対立関係をメインにしながら、昼メロ調のハチャメチャなセックス劇が繰り広げられる。

積極的な女性に翻弄されるうちに、何もしていない外部の夫が、知らず知らずのうちに巻き込まれてしまう。女優の引き立て役を任された男優の力量というものを、あらためて痛感させられる。

汚らしい口調でいがみ合っていたかと思いきや、次の瞬間には立場を共有する横の繋がりに立ち戻る。複雑怪奇な女同士のコミュニティを鮮やかにスケッチしており、「他愛のない大人の児戯」とでもいわんばかりに一蹴するところが心地よい。
仁科まりこは、美人だなぁと。親王塚貴子は、ミス着物だから時代劇みたいな顔。上田耕一がいい味出してる。まあグダグダな二つの新婚家庭のくんずほぐれず話。女同士の愛憎をコミカルに描く
これは凄すぎる。女2人が片側の旦那を巡って争いスワップに発展するコメディなのだが、喜劇的センスがもぅフォードのそれである。
前後の脈絡から完全に分断されたぶつ切りの運動が滅茶苦茶良く、離婚届を突きつけられる修羅場の場面で何故かその離婚届が風に舞い、全員でアワワとなる意味不明さなぞがとにかく素晴らしい。

女二人がキャットファイトの状態になり、夫ふたりがそれぞれの妻を応援するのもアホらしい。
医者の夫が仕事に行くのを見送ると残った男1人女2人で唐突にかくれんぼを始めるあたりは完全にヌーベルバーグを彷彿とさせるものがある。

そして何よりラストショットである。
フライシャー『見えない恐怖』ばりの落ち葉映画、そしてその落下、いちゃつく女2人、男はシーツを被る。朝霧もかかっている。なんなんだこの画面は…凄い、凄すぎる…

撮影監督は前田米造。R.I.P.

『柔肌色くらべ』に似ている作品

性と愛のコリーダ

上映日:

1977年04月23日

製作国:

上映時間:

86分
3.4