「セルラー」や「ザコール 」などの流れを汲んだ作品。一番の違いはこちら側しか映らず、音の情報だけで相手の状況を想像するようになっている事。唯一の情報の聞こえる音を上手く調整して、主人公と観客の思考や感情を上手にコントロールし、先入観や思い込みを利用しながら相手のことを都合の良いように想像させてからの終盤の展開は良く出来ている。
基本、主人公一人だけが一つの部屋で話してるだけ。その中でも飽きさせなかったり、集中できるような演出を色々行なっている。それでも、90分の長さ全く飽きないかって言われると微妙。真実が分かってからがちょっと弱い気がした。
