映像がとにかく美しいのと、マックィーン版よりパピヨンとドガが仲良しなので是非もなく気に入ったけど、そのぶん二人の性格の対照的な部分はわかりづらかったかも（特にラスト）。孤高のカリスマというより頼れるあんちゃんという感じのチャーリー・ハナム氏は大体いつものハナム氏だったけど、爽やかで軽やかでとても良かった。全裸ファイトとか下痢事件とか、1973年の映画になかった場面（いちいち好きだった）は本の中で描かれてたりするのかな。ラミ・マレックも何考えてるかよくわからない雰囲気で面白かったけど、そこでキレちゃったらあんまりドガじゃないのでは…とは思ってしまった。
1973年版にあった「お前を忘れない」っていうフレーズがたまらなく好きなのだけど、少なくとも字幕には出てこなかったな。あのメモに書いてあったりしたのだろうか。
