このレビューはネタバレを含みます
妖美な映像に酔う。ダンスに酔う。世界観に酔う。そして手ブレに酔う。
映像や色彩は好きだけど!
内容はノレず…
自分だけ置いてけぼりをくったような。
何かもっとすごいものを期待してしまった。変な映画の見過ぎなのか。
冒頭の小道具の中にこれ見よがしに「POSSESSION」があったので、おおっ!となって、どんなすごいものを見せてくれるんだろう、と期待が高まってしまった。
LSDを摂取した、という設定にするなら、幻視、共感覚、幻聴などの現象も使えたし、恍惚感や狂気ももっと振り切って出して欲しかった。
ドラッグも酒もなしで人間の醜悪さや狂気を描いた映画の方がよっぽど怖い。
実はサングリアにドラッグは入っていなかった、っていうゾッとするオチだったら好きだった。