オカルトチャンピオン

ロケットマンのオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

ロケットマン(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アルコール依存症、コカイン中毒、セックス依存症、過食症、買い物依存症でマリファナ、処方箋、かんしゃく持ち。
これだけの依存症を抱えているエルトン・ジョンにはとてつもない孤独があった。

ジャズ好きだった父に褒められたくて始めたピアノに才能があった彼は王立学校、バックバンド、大手レコード会社と契約と順調に音楽の道を進んでいくけれど、実の父親からは愛されず、母親からは呪いのように"お前は誰からも愛されない"と言われ、恋人だったジョン・リードからは物のように扱われ、愛していたバーニー・トーピンはどんどん自分から離れていってしまう。

酒を飲んでコカインを吸って孤独を紛らわしてなんとかステージに立つエルトンは、これが天才としか言いようがないんだけど、彼のステージングの凄さはとてつもなくて本当に神から祝福されているかのような、音楽をやるために生まれてきたとしか思えないのがエルトン・ジョンなんだ。
スポットライトに照らされた彼はとても孤独なエンターテイナーだ。

言うまでもなくどの歌も素晴らしい。
バーニーが書いているエルトン自身の曲なんだよな。
壮絶な孤独と闘う彼の曲が僕らの心の琴線に触れて、今でもそれを享受してるって本当に凄いことだよな。

家に勝手に入って昼から知らないガキにフェラさせてる奴が2度とロックンロールとか吐かすなよ!
不法侵入で誰かこいつ捕まえろ!っていう感想。