「プロとして普通になる生活」
南勝久原作の漫画を実写映画化。殺し屋のプロが1年間、大阪で普通の一般人生活をする為の悪戦苦闘物語。
評判が悪かったので身構えたんだが、普通に面白かったけどな。自分は原作はほんのちょっとだけ読んだことある程度で殆ど知らないんだが、アクションは及第点だし出てるキャストも豪華でなかなか味が出てる。普段ヤクザや殺し屋役とかやらない人も違和感無しに凄みが出てたな。まあ関西人じゃないのに関西弁を無理に喋らすのはなんか違和感あったが。
主人公のキャラがやっぱり良いな。殺し屋として育てられた男が一般人に溶け込もうとする様はなかなか面白い。正直ギャグとしては滑ってるとこもあったが、ヘタウマな絵とか奢る発想が無かった為に世話になったら奢るとか。それでいて静かな正義感があるのも良い。ラストのミサキの似顔絵の場面は不覚にもちょっと泣きそうになった。しかし岡田は上手いんだが、身長がやっぱり足らない感じがある。原作は結構長身だったような気がするし。
話は全体的に軽いし、人物が多すぎて掘り下げが足らないキャラも多いが（特に相棒のヨウコ。冒頭でオリラジ藤森をからかう場面があったが振り返ればなんだったんだアレ）、サクッと見れるコメディとして良い作品。原作は終わったらしいが、改めて読んでみよう。
