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ジェニーの記憶のAのレビュー・感想・評価

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)
3.9
ジェニファーフォックスの幼少期の実体験を基にした映画。
実話ともあってかなり重い映画でした。
こんな事が現実に本当にあったのかと思う程信じ難い体験の内容でした。

大人になったジェニファーがある日幼少期に書いた日記を読みその日を境に記憶が巻き戻されるとゆうミステリー調のストーリーの進み方で自らも日記を読んでいるかのように、こちらまで凄く惹き込まれます。

「この先を私達が知って良いのだろうか」と一瞬一瞬考える程、他人の記憶の中を覗いてるかのようだった。

ジェニファーのように、大人になって辛い記憶を「何かのきっかけ」で思い出し
その現実を受け入れる事に苦しんでる人が、沢山いるかもしれないと気付かされた映画でした。
人間の記憶は時折誤作動が生じると誰かが言っていた。捉え方は良いようにも悪いようにも。
その境界線は難しいのだと、まさにこの映画が語っている。
最終的には自分を信じ受け入れるしか無いのだと。どうしようもない事も。抱えて。
生きていかなければならないのか。と
それはジェニファー自身ではなく全ての不条理な大人が背負わせた重荷ではないか。と重く悔しく感じさせられました。

久しぶりに
良い意味で難しいメッセージ性の映画に出逢いました。

とにかく重い映画ですがミステリー調なのでミステリー好きにもオススメしたい映画でした。
A

A