子供の頃に父から襲われたトラウマでアルコール依存になってしまったダニーは、友人からの勧めで禁酒することを決意。それにより、かつてのシャイニングを取り戻していく。すると、自分と同じ力を持つ少女から子供たちを襲うカルト集団がいると教えられる。そして、彼らとの戦いの末ダニーはトラウマの元凶であるホテルへと向かうことになる…
父に襲われたトラウマを持つダニーは禁酒を決意したことでシャイニングの力を取り戻し、同じ力を持つ少女と共に命を吸い取るカルト集団に立ち向かっていく。
『シャイニング』ではまだ子供だったダニーの40年後。あれだけ可愛かった子供がオッサンになっちゃってるよ（そもそも役者が違うけど）。しかも、親父みたいに短気でアル中。まぁ、あんなショッキングな体験したら精神病んじゃうよな…
でも、そこから巻き返していくのが流石の展開。自分と同じ力を持つ少女の師匠のような存在となり、未来へ紡いでいくまでに。大人になってからも成長できるのってイイよな。
そして今回の演出で面白いと思ったのが、少女アブラとカルト集団のアンディ。どちらも能力を持つティーンエイジャーで主人公と敵側で対比になるキャラクター。スタートは同じにも関わらず、力を正義のために使うのか自身のために使うのかで正反対の道へ。長く生きようとしたアンディのほうが死んでしまうのはシニカルに感じた。
そんなドラマ性の高いストーリーとフワフワとした夢に引き込まれたかのような世界観で個人的には前作よりも面白い。
