ken

ドクター・スリープのkenのレビュー・感想・評価

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)
4.1
最近、ホラー作品を少し観るようになった。「it、それが見えたら終わり」が始まりだが、それ以前は随分と避けてきた。今回、ユアン・マクレガーとレベッカ・ファーガソンが共演にて観る気になった。

1980年「シャイニング」の続編にて事前鑑賞が望ましいと思ったが、今作を観て関心がわけば観ようという程度の気持ちで劇場に向かった。

父親同様のアルコール中毒のダニー(ユアン・マクレガー)は見知らぬ町へ移住して友人を作り、禁酒会で酒を断ちながら過去のトラウマを乗り越えようとしていた。そんな生活の中である事件が元で同じ超能力(シャイニング)を持つ少女アブラ(カイリー・カラン)と出会う。そして、長く封印していた自らの超能力を新たな敵となるローズ(レベッカ・ファーガソン)達との命をかけた戦いで使うことになる。

見終わって感じたのは、昔ながらの単に怖いだけのホラー映画ではないことである。ダニーの更生を支援しローズ達との戦いでも命をかけて戦った友人ビリー(クリフ・カーティス)との絆やアブラを育てる両親の苦悩と親子愛もしっかり描かれていて観て良かったと思う。ヴァンパイヤ集団のリーダーである魔女ローズを演じたレベッカの迫真の演技も気に入ったが、個人的にはやはりMI6エージェントが似合っていると思う。
ken

ken